うつは治療をすることで改善が可能|ココロのカウンセラー

医者と看護師

心の病を治す方針とは

男性医師

投薬とカウンセリングが主

うつ病は世界的にも最もよく見られる心の病で、その治療法は投薬とカウンセリングが軸となります。投薬は主にうつ病で減少しがちな脳内物質を補う目的で行われます。最近ではあまり多くの投薬を行うことは医学的にも奨励されていないため、少ない種類の薬の服用で済むことが多く、薬剤の改良で効果も実感しやすくなっているので、投薬治療では患者自身の負担はかなり軽減されています。脳内物質の調整のほか、頭痛や腹痛など、身体の症状も顕著である場合には、その症状を治めるための薬が投与されることもあります。投薬と共にうつ病治療の中心を担うのが、カウンセリングです。カウンセリングによる治療は、ただ心理療法士と話すだけでなく、うつのきっかけとなったストレスの根本を突き止めて改善していくなど、現実的なアプローチが行われていきます。必要に応じて家族や職場の人々とも連携を取ることもあり、うつに悩む方の環境を総合的に調整していく役割もあります。このように投薬とカウンセリングを中心に治療を進めていくうつ病ですが、同時に睡眠時間や食生活などの生活習慣へのアプローチも行われるため、医療機関と家族の協力も大切になってくる点が特徴的です。

生活習慣を整える

うつ病の治療では、病院での対処だけでなく、生活習慣全体を含めた総合的な取り組みが大切です。しかし、うつの状態では自発的に生活習慣を整えることが難しく、家族もどのように協力したらいいかわからないことが多いため、生活習慣を医師にしっかり伝える工夫が必要となってきます。医師に病状を具体的に伝える手段としては、睡眠時間や食事の内容などを箇条書きにしたメモを毎日取ることが最も簡単で、有効です。この方法は家族にとっても取り組みやすいですし、同居者がいない場合も文章ではなく箇条書きにすることによって、書き留める負担が軽減されます。更に詳しく情報を伝える手段として、生活習慣、特に睡眠時間のグラフ化が効果的です。この方法は実際に医師から指示されることもあり、最近では睡眠時間を記録するスマートフォンアプリなども登場しています。同居者がいる場合は、大体でいいので睡眠時間を記録してもらい、簡単なグラフにすることで医師が病状を把握しやすくなります。睡眠は心の病の治療の根幹となる重要な要素なので、睡眠時間の長さや夜中に目を覚ますことがあるかどうかなど、うつの患者の睡眠状況を理解することは治療にとって非常に重要なことです。